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QES(クイントエッセンスシステム) & Logostron system

 

ロゴストロンで自分だけの言霊を発信してみませんか?

 言葉は言霊であり、言霊はロゴストン(言霊子)として、幽と顕の世界を往来します。

ロゴストンは、人間の意志エネルギーに共鳴させることで、それ自体が意志を持ち、無時空間の情報を時空間に顕現させようとします。

現代科学の証明できない領域であるため、これはある種の思考実験ともいえます。

このたび、皆様のご意志をロゴストロンに直接データ入力し、言霊子であるロゴストンとして発信できる機会を設けました。

 自分はどうありたいですか?どうなりたいですか?

 電話もしくはメールにて内容をご相談後、ご納得いただいた方のみ有償にて遠隔発信させていただきます。(200文字まで。増える場合は応相談)

※ただし、ご相談者の意図や内容によりお受けできない場合もございますので、ご了承ください。

クイント エッセンス システムとロゴストロンシステムの応用


クイント・エッセンス システムと ロゴストロンシステムには、各方面にわたる多くの研究から下記のように様々な分野での応用が期待されています。

Ⅰ. 教育分野
知能の改善・記憶力の増進:人の大脳皮質は誕生から既に140億個という膨大な数の脳細胞を有しているが、その全てを使用しているわけではなく全体の20%~30%程度しか活用しないと言われている。
また、加齢により神経の絡み合いやシナプスの髄鞘化が生じ知能が発達するわけであるが、クイント・エッセンス・システムやロゴストロンシステムにはシナプス後部電位の集合である脳波と同様の周波数帯域を脳の各部位、例えば記憶に関する海馬等に直接提示する事が可能であり、知能の発達促進及び知能の改善、記憶力の増進、創造性の開発等、英才教育はもとより知的障害者の治療教育が期待出来る。
コミュニケーション能力に問題のある感覚器官の障害者への対応:クイントエッセンスシステムやロゴストロンシステムには言語を介さずに直接、脳に働きかけ意志及び情報を提示する事が可能である。
記憶力・記銘力の開発と増進:クイント・エッセンスシステムやロゴストロンシステムを用いて言語野及び記憶を司る部位に直接働きかける事による言語の習得。


Ⅱ. 医学・医療分野
前世療法への応用:クイント エッセンス システムやロゴストロンシステムを用いれば容易に過去世回帰させる事が可能である。
幼児期のトラウマの解消:年齢退行による。
ストレスの解消:無意識に働きかけ抑圧されたストレスを解消する。
主に指示的カウンセリングとしての応用
情緒障害児の治療教育等非社会的不適応の改善
意識の変容
睡眠障害・意識障害の改善
クンダリニーのコントロール
チャクラの開発
統合失調症の妄想及び幻覚等の治療
認知症の治療
心身症及び心因性反応の治療
あがり・対人恐怖症等の治療
薬物による副作用の軽減及び増強作用
その他、多くの障害に対するプラセボー効果としての治療効果の期待

バイオフィードバック治療への応用

グループセラピーへの応用

Ⅲ. 社会環境等の改善:


集合意識への働きかけ
社員の新人教育
家族、社会、スポーツ等のチームに一体感・連帯感をもたらす働きをする。
集合無意識へのアプローチ


Ⅲ. 社会環境等の改善:
動植物及び、昆虫との共生
環境破壊からの保護
エルニーニョ現象の改善
オゾン層の修復

発信文章例:(Aさん46歳男性)

「私という存在は肉体を超えたもの、思考を超えたもの。したがって妄念に惑わされることはない。運命に左右されることもない。自分の道を自分で切り開くことができる。本当の自分を知るがゆえに、常に確信を持ち、リラックスしている。良いことも悪いこともない。全ては自己を進化向上させるために起こる。よって全ての出来事に感謝する。透明な精神と感謝の気持ちは、人間関係、経済環境を豊かにし、望む未来を創り上げた。」

七沢研究所オリジナルの言霊も用意しています。

公響詞

天皇祭祀を司った白川伯王家に伝わる祓詞(祝詞)は、三種祓、身禊祓、一二三祓、大祓の4つです。その祓詞は、祓う人の罪穢れを払うだけでなく、社会全体の罪穢れも祓い清める「公(おおやけ)」の力をもった祓詞です。また、結界の力も強く、この言霊を基本的に組み込んで再生させた方がよいでしょう。

生命意志帰幽言霊

この言霊は、生前供養のために開発中の言霊の一種です。発信する対象者が天命を充分に全うし、その生命意志が死を迎えることを十分に納得した段階で発動するように設定された言霊です。創造意志へ帰幽するのを、存念や未練なく、怨霊となることなく、完了することを助けるものです。このファイルの全文をお知りになりたい方はお問い合わせください。この文章に主語を設定し、オリジナル分を作成することで生前供養の対象者を設定できます。

言霊作成能力向上

文章を作成する能力を向上させる言霊情報です。オリジナルファイルを作成する時などに発信することをおすすめいたします。

本体機及び物品浄化

ロゴストロン本体機自体や物品に対して浄化する言霊情報を発信します。定期的に本体機の浄化をすることをおすすめいたします。

情緒バランス

250以上の情緒語を網羅し、情緒の鬱滞を解消し、バランスを整えるための言霊を発振します。本来の自分の働きを発揮させることをサポートします。

良縁

良き縁で結ばれることを阻害する原因を解消し、より良い縁を結ぶことをサポートする言霊を発振します。

金運商売繁盛

経済的豊かさを阻害する原因を解消し、経済的な豊かさを享受し、より良い状態になることをサポートする言霊を発振します。

遠津御祖神言霊

ご先祖を敬い、家系のカルマを解消する言霊を発振します。

家内安全
言霊

家内安全に関する言霊を発振します。


放射能耐性DNA

放射能への耐性に関連のある遺伝子配列の情報を発振します。

イヤシロチ化情報

土地の浄化や地磁気の活性化安定化をサポートする情報を発振します。


がん抑制DNAP53

p53遺伝子とは、一つ一つの細胞内でDNA修復や細胞増殖停止、アポトーシスなどの細胞増殖サイクルの抑制を制御する機能を持ち、細胞ががん化したときアポトーシスを起させるるとされています。そして、この遺伝子による機能が不全となるとがんが起こると考えられており、いわゆる癌抑制遺伝子の一つです。

薬物代謝酵素シトクローム

ヒトに薬物を投与した場合,薬物は主に肝臓中の薬物代謝酵素シトクロームP450(CYP)によって代謝されます。このことから,CYPの活性は薬物の作用の強さを決定する重要な要因の一つとされています。

言語DNA

FOXP2配列 言語能力と関連のある遺伝子配列の情報を発振します。

自動車安全言霊

自動車を安全に運転するための情報が発信されます。

テロメアDNA

染色体の末端にはテロメアと呼ばれる繰り返し塩基配列ががあります。テロメアの長さは、細胞分裂の回数を測る尺度(分裂時計)として機能し、細胞の寿命を調節していると考えられています。

生体量子調整表

生体量子調整表は、七沢研究所が行ってきたカルマや因縁と言ったものを、根本から自動解消するためのプログラムを、言霊として定義したものであり、先祖、前世、生年月日、姓名、DNA,身体、のそれぞれの解消方法が自動的に算定され解消されます。その解消に当たっては、その個人の意識の十分な潜在能力が発揮され、地球人類の意識進化の波長と同調することでより確実に発揮され、そのことにより地球人類として現世に存在していることの意味を確認し、その人本来の働きを100%発揮できることとなるようにプログラムされています。

健康学序説

健康というものを定義し、健康になるまでのプロセスを言霊として発信いたします。

日本神話八百万乃神

日本には八百万の神々がいるといわれています。その神々の名前を発信します。

全国一宮(御祭神)

全国一の宮の神々は、日本全国津々浦々に祭られる八百万の神々をその地の長として統括する神々であり、その働きを得ることで、日本の国体そのものと一体となることができます。

百神

古事記に出てくる最初の百神を発信いたします。その百神は、宇宙創造根本神「天之御中主神」と結びの働きである「高御産巣日神」「神産巣日神」からはじまり、「天照大神」「月読神」「素戔嗚神」まで続く、天地創造の意志を持った神々です。また、言霊百神として、言霊を司る重要な神々でもあります。

十種神宝御法

十種神寶は、、物部氏の祖神である饒速日命が伝えたとされる十種の神宝で、強力な結界の役割を果たいします。沖津鏡(おきつかがみ)辺津鏡(へつかがみ)八握剣(やつかのつるぎ)生玉(いくたま)死返玉(まかるかへしのたま)足玉(たるたま)道返玉(ちかへしのたま)蛇比礼(おろちのひれ)蜂比礼(はちのひれ)品物之比礼(くさぐさのもののひれ)

ゼロポイントフィールド

仏教でいえば「空」。神道でいえば「中今」。陰と陽等の相反するものが入れ替わるその境目に存在する場、それが、現代物理学者たちの言葉をかりれば、「ゼロポイントフィールド」です。その場の働きを十分に高めます。

言霊光神

はじめにロゴスありきとは、新約聖書の言葉です。ロゴスすなわち言霊は、すべての創造のもとであり、宇宙創造根本神の働きを表すものでもあります。言霊光神の力によってその働きを十分に得ることができるでしょう。

言霊量子エネルギー発現

言霊は、量子レベルでありとあらゆる事象に作用を及ぼしています。その作用は、言霊量子論という今解き明かされつつある理論体系によって説明されます。またその体系は、これからの新しい時代のパラダイムとなり世界平和に貢献するものです。その理論体系を理解し、そのエネルギーが発現を発現させるための言霊です。

創造意志進化寄与宣言

この言霊は、私が、宇宙創造意志の働きそのものに寄与し、宇宙そして地球、人類の進化に貢献することを宣言するものです。

創造意志情報の展開

宇宙のに基本的構造とその原理を明らかにしたものです。この言霊は、宇宙創造(古神道でいう「フトマニ」であり、言霊そのものの働きでもある)を、司るものです。

当研究所では上記の言霊と貴方のオリジナル言霊をミックスして発信しています。

発信期間1週間 $25、1か月間 $100となります。

より精密な自己分析とそれに基づく発信データ作成をご希望の場合には、「構文の五階層」セッションをお勧めしています。その際には1,200文字までのデータを発信いたします。

 

 

ことだまによる構文の五階層セッション
人間は正しい言葉を持つことで、目標の実現に向けた正しい行動ができるようになります。

「かくあるべし」という言葉がないと、エネルギーが分散し、自分の望む現実を創ることができません。

このセッションは、客観視の過程を通して、自分にとって最もパワフルな言葉を身につけるためのものです。

主観だけの世界では、独りよがりに陥り、他者との関係において必ずどこかでつまずく部分が出てきます。

また、客観視ができたとしても、その客観視が正しいかどうかの検証が行われなくてはなりません。そのため、客観視を階層に分けて行うという手順が必要になります。

一般的には、情緒の階層で留まることが多く、たとえば、自分と他者(自分以外の存在)との関係性が整理できず、感情に乱れがあると、本来の自分は見えてきません。

一方、客観視を重ね、「(情緒に左右されない)本当の自分がどうしたいか」がわかることで、意志の方向性が明確になり、願いが実現しやすくなります。

客観視の階層を上っていくと、ついには、主語が消えていきます。全人格的存在として、真(まこと)の言葉を発することができます。すなわち、意志そのものとなります。

 

 

書籍『言霊はこうして実現する』、七沢先生は以下のように表現されています。(*言霊はこうして実現する で検索すると全文無料で閲覧できます)

「第一段階で『私』というものを定義し、第二段階で『他者』のことを定義し、その上で第三段階では、自己と他者との間に生じる矛盾や葛藤、悩み苦しみなどをどう感じるかということを文章構文にしています。そのような自他の問題は、『私』と『他者』が正しく定義づけられていないことで情緒の乱れが生じているということであり、それを構文を作ることで理解していくのです」

「この『構文の五階層』は、私の五階層の考え方と関係しており、それは哲学の階層としても表現できます。『一人称構文』『他人称構文』『複合一人称構文』は矛盾論であり、『優先構文』は実践論です。ここの矛盾論から実践論への移行の部分が重要な転換点です。そして、『自在構文』は存在論です。この一連の段階を通して、私と他者、私と公との問題を客観視したときに、人はどう生きるべきかという存在論のところが明らかになるでしょう」

 

セッションに使われるロゴストロンという機器はいったいどんなものなのでしょうか。

かなり専門的になるかもしれませんがどうして? 作用するのか知りたい方はこちらをお読みください。

 

◆言霊言語エネルギーとは
 言霊言語とは、父韻と母音によって子音が生じるという言霊学の考え方を反映した言語であり、日本語をより高いレベルで階層化、かつ統合化したものであり、苗代清太郎は、日本語は最も情報量が多い言語であると述べましたが、それはすなわち、周波数が高いと言うことでもあります。これからの時代の人類にはそのような、より周波数の高い言語が必要であり、この言霊言語はその先駆けとなるものです。

 現代に生きる私たちは多くの情報を処理しながら生きていますが、一音語が殆ど存在しない英語などの言語では、情報量が乏しいために、この情報化社会のスピードに追いつけない面が出てきています。
一方、日本語はその多様性によって英語などよりも高い情報密度を実現していますが、それを音声として発したり、文字で読んだりすることには一定の時間を要するため、インターネットのように瞬時に大量のデータを扱うことはできません。これが言語の限界です。そこで私が考えたのが脳に直接データを遅れないかということでした。

 まず取り組んだのは、日本語を構成する音を父韻と母音に階層化して、さらにそれらが脳においてどのような周波数の脳波を励起するか、という研究でした。たとえば「タ」という音であれば、「T」と「a」に分解して、それぞれが脳においてどのような周波数を生み出すかを調べました。

 すると、その周波数は脳にとっては「タ」という音と同様の刺激となるため、それに対応する特定の周波数を電磁波などを介して発信することで、言葉を音にすることなくコミュニケーションをとることが可能となります。音声を用いないと情報の集約度を著しく高められるため、瞬時に大量の情報を伝えることも可能となります。それはいわゆるテレパシーに似ているため、私は言霊言語の別名を「意念言語」としました。

 

 また、この言霊言語の開発においては、音の数の拡充も実現しています。それは言語において言葉の数が増えていくことは人間の意識進化を活性化させると考えられるからです。

 日本語には五十音があり、世界の言語の中では比較的進化した言語だといえますが、言霊学においては「言霊百神」という形で100種類の音の存在が示唆されています。一方、私が開発した言霊言語においては、アルファベットを用いた父韻と母音との組み合わせによる198音を設定しています。世界中のあらゆる言語の持つ音を網羅した結果、この音数になったのです。

◆音声に依存しない、言霊言語
 言霊言語とは、父韻と母音によって子音が生じるという言霊学の考え方を反映した言語であり、日本語をより高いレベルで階層化、かつ統合化したものであり、苗代清太郎は、日本語は最も情報量が多い言語であると述べたが、それはすなわち、周波数が高いと言うことでもあります。これからの時代の人類にはそのような、より周波数の高い言語が必要であり、この言霊言語はその先駆けとなるものです。

 現代に生きる私たちは多くの情報を処理しながら生きていますが、一音語が殆ど存在しない英語などの言語では、情報量が乏しいために、この情報化社会のスピードに追いつけない面が出てきています。

 一方、日本語はその多様性によって英語などよりも高い情報密度を実現していますが、それを音声として発したり、文字で読んだりすることには一定の時間を要するため、インターネットのように瞬時に大量のデータを扱うことはできません。これが言語の限界です。そこで私が考えたのが脳に直接データを遅れないかということでした。

 まず取り組んだのは、日本語を構成する音を父韻と母音に階層化して、さらにそれらが脳においてどのような周波数の脳波を励起するか、という研究でした。たとえば「タ」という音であれば、「T」と「a」に分解して、それぞれが脳においてどのような周波数を生み出すかを調べました。

 すると、その周波数は脳にとっては「タ」という音と同様の刺激となるため、それに対応する特定の周波数を電磁波などを介して発信することで、言葉を音にすることなくコミュニケーションをとることが可能となります。音声を用いないと情報の集約度を著しく高められるため、瞬時に大量の情報を伝えることも可能となります。それはいわゆるテレパシーに似ているため、私は言霊言語の別名を「意念言語」としました。

 また、この言霊言語の開発においては、音の数の拡充も実現しています。それは言語において言葉の数が増えていくことは人間の意識進化を活性化させると考えられるからです。

 日本語には五十音があり、世界の言語の中では比較的進化した言語だといえますが、言霊学においては「言霊百神」という形で100種類の音の存在が示唆されています。一方、私が開発した言霊言語においては、アルファベットを用いた父韻と母音との組み合わせによる198音を設定しています。世界中のあらゆる言語の持つ音を網羅した結果、この音数になったのです。

 

 そういった開発の経緯から、この言霊言語では世界中の言語を表記することが可能です。そして、その根幹には日本語のシステムがあるため、五階層と九階層によってすべての言語を階層化、かつ統合化することもできます。また、年々増えていく自閉症や引きこもりといった問題を抱える子供達や若者たちは、一部では新しい時代の精神性を担う存在として「インディゴチルドレン」、「クリスタルチルドレン」といった名前で呼ばれています。しかし、彼らの多くの現状では生きづらさを感じていることが多いのも事実です。とくに他者とのコミュニケーションに困難を持っているようです。そんな彼らにとっても、言霊言語はおおいに助けになるはずです。


 人が言葉を話そうとするとき、脳の中では100分の1秒で音声をつくっているといわれていますが、実際はもっと速くて1000分の1秒ほどで、それが行われていることは間違いありません。人によっては頭で考えること言葉に実際の発生が追いつかないことが非常にまどろっこしく感じられます。 「インディゴチルドレン」、「クリスタルチルドレン」と呼ばれている人々もそう感じており、それが原因で人と上手くコミュニケーションができず、引きこもってしまうのです。

◆人類は形の場を共有している
 形態に宿るエネルギーや生命というものを考えるときには、「形態形成場」という概念を避けて通れません。この形態形成場と言う概念は、1920年代に胎生学舎や発生生物学者の一部で提唱されはじめたもので、一言でいうなら「生物の設計図」にあたります。「生物の設計図」とは、一般的に遺伝子のことを指しますが、遺伝子に存在するのは主にタンパク質を合成するために必要な情報であり、全身の形態や各種器官の形状に「ついての情報は記されていません。

 では、どのようにして、生物は卵子から始まる細胞分裂の過程において、手は手の形態をとり、足は足の形態を取りうるのでしょう。その謎に答えるのが形態形成針論です。

 形態形成場理論とは、細胞分裂によって身体が形成される以前に、手の形態の設計図として存在する「手の形態場」や、足の形態の設計図として存在する「足の形態場」があり、それらの形態場に沿って細胞が増殖しているという仮説です。遺伝子とは異なり、形態形成場には物質としての基盤がないため、その存在を明示的に照明することはできません。しかし、さまざまな状況証拠がその存在を暗示しています。

 たとえばシロアリのコロニーです。シロアリは巣作りにおいてアーチ構造を形成しますが、このとき働きアリたちは2本の柱を形成した後、アーチの上部をつなげるように作業を進めていきます。ここで疑問なのが、シロアリたちはどうしてきれいなアーチを作れるのか?ということです。シロアリは目が見えないので、アーチを形成するには他の柱で作業するアリたちの動きを把握しなければなりません。触覚や音、フェロモンなどによってある程度までそれは可能ですが、やはりあらかじめアーチの構造を把握していなければ、それをうまく形成することはできないはずです。その「あらかじめ存在している構造」、すなわちシロアリのコロニーの形態場に関し、イギリスの生物学者ルパート・シェルドレイクは『世界を変える七つの実験』(工作舎)の中次のように述べています。

 

 彼らは、どんな構造が要求されているのかを初めから「知って」いて、目に見えない設計図に拠って反応しているようなのだ。E・O・ウィルソンは「巣の青写真を持っているのは確か」と疑問を投げかけているが、この設計図こそ、コロニーの組織形成場の中に具現化されているのではなかろうか。この場は、昆虫それぞれの内部にあるのではなく、昆虫が集合する場の内部に存在しているのだ。そのような場は、おそらく坑道、アーチ、塔、菌室のような特別の構造体に対応する部分場とともに、コロニー全体を覆っているに違いない。そしてそのような場が組織形成の役割を果たすには、壁や巣室を通り抜けてコロニーの構造全体に浸透する能力がなければならない。つまり、磁場と同じように、コロニー場にも構造体を貫通しうるものなのだ。そして、この障害物を通り抜ける場の能力があればこそ、通常の感覚ミュニケーションが不可能なところでも、チリジリになったシロアリのグループをまとめることができるのだろう。

 ここで説明されているような「現実の形態の背後にあらかじめ存在している場」としての形態場は、目に見えない形で存在しているようです。シェルドレイクは磁場のようなものとして説明していますが、磁場そのものなのかどうかは分かりません。ただ、そのような場が存在することを間接的に照明する実験結果はあるようです。それは隣接させたプラスチック容器の中にシロアリを入れ、巣作りをさせるというものです。この場合、触覚や音、フェロモンなどによる相互コミュニケーションは不可能ですが、それにもかかわらず、シロアリたちはアーチの形成をすべく両脇の容器の端に柱を作りはじめたのです。

 つまり、巣の形態の設計図としての場が、複数の容器を貫通し浸透するようにして存在していることを、この実験は証明したといえるでしょう。このような形態場は、形ある物質を「顕」とした場合の「幽」にあたります。それらは形態の背後にあるエネルギーであり、生命であり、魂です。そして神道的な言い方でいうなら形霊となります。さらに、このシロアリの事件で注目したいのは、個々のシロアリが形成場の設計図に応じて相互に強調して行動しているということです。つまり、彼らの行動は「巣の形態場」と何らかの形で共鳴した結果として引き起こされているのです。

 これは鳥の群れや魚群が一つのかたまりを保ったまま、いっせいに動くこともにも関係してきます。おそらくそこには「場としての意志」があり、それによって各個体が動かされているのではないでしょうか。

 

 また、シロアリの巣の形状が進化の過程で獲得されたものだとすると、生物における形態場は不変ではなく変化(進化)しうるものであり、それは種において共有される情報として記憶されると考えられます。ルパート・シェルドレイクは、そのような「形態の記憶」は昆虫や魚類、鳥類を含めた生物はもちろんのこと、無機物や人間にも存在すると主張しています。そしてシェルドレイクは、彼の著書で次のように述べています。

 形成的因果作用の仮説において私が示唆してきたのは、分子から社会に至るあらゆるレベルの複雑さを持ったシステムの全体論的、自己組織的な性質は、すべてこのよう場に依存しているものではないか、ということである。形態場は言一定不変のものではなく、進化する。そこには記憶のようなものが内在していて、それは似たもの同士が影響し合うという形態共鳴プロセスに応じて違ってくるのである。

 シェルドレイクはここで語られる「形態共鳴プロセス」は遠く離れた場所でも起きうるとしており、形態だけではなく行動パターンや、ある種の「理解」のようなものも共鳴するという仮説を提唱しています。

◆言語が持つ「形態場」を介して思考パターンを共鳴させる
 シェルドレイクのいう「形態共鳴プロセス」が人間同士で起きていることを示すために行われた実験があります。それは、イギリスのテレビ局による公開実験として行われたものであり、ある種の隠し絵パズルとその正答を200万人の視聴者がいるテレビ番組で公開した前後において、そのテレビ番組を見ていない他国の人々におけるパズル絵の正答率を比較するというものです。

 仮に「形態共鳴プロセス」が存在するならば、イギリスで200万の人々が目にした正答はある種の形態場を作り、ほかの人々にも共鳴してその情報が伝わるはずであり、この実験結果によって、「形態共鳴プロセス」の有無を判断できることになります。かくして実験の結果は、イギリスでテレビ番組が放送される前に比べて後のほうが約3倍もの正答率となりました。つまり、「形態共鳴プロセス」は存在するという結論がそこから得られたわけです。

 

 このシェルドレイクの仮説はほかの実験でも検証されています。たとえば、アメリカのイェール大学の心理学教授ゲリー・シュワルツの行った実験では、「既存の言語体系が持つ形態場」の存在の証明に成功しました。実験では、まずヘブライ語の『旧約聖書』から、3文字からなる48種の単語を選びます。そのうち半分はよく使われる単語で、ほかの半分はあまり使われないものです。さらに、それらの単語で使われている文字をミックスして3文字で構成される偽の単語を創作します。つまり、偽の単語を含む96種類の単語を事前に用意したのです。その上で、ヘブライ語をまったく知らない90人の被験者にこれらの単語を見せて意味を推定させ、さらに、「その推定がどの程度当たっていると思うか」を五段階評価させたところ、本物のヘブライ語の単語を見たときのほうが、偽の単語を見たときよりも、その評価が低いという結果になりました。

 さらに、よく使われる単語のほうが、あまり使われない単語よりも評価の度合いは2倍ほど高かったのです。もちろん被験者が推定した単語の意味そのものは正しいものではありません。しかし、「どの程度当たっていると思うか」という評価の度合いにこのような差が出たことの背後には、「ヘブライ語の言語体系が持つ形態場」の存在があるとはいえないでしょうか。つまり、本物で、かつよく使われている単語は、これまでに多くの人々が使ってきたがゆえに、ある種の「場」を形成しており、被験者たちはその「場」の存在を無意識に感知して、自らの答えが正答であると確信したのでしょう。

 これに類似した実験にペルシャ語を用いたものもあります。その実験では、本物のペルシャ語と偽のペルシャ語を対にして表記したものを10秒間だけ被験者に見せ、その後にそれらの文字を紙に書かせました。そしてその結果は、ほとんどの被験者において、偽のペルシャ語よりも本物のペルシャ語のほうがより正確に書くことができるというものでした。

 これもやはり、先ほどの実験と同様に、「ペルシャ語の言語体系が持つ形態場」の存在を示唆する結果だといえるでしょう。言語におけるこのような形態場は、その言語の形霊であると見なせます。特に文字には形霊としての正確が顕著に表れます。

 文字とは言霊を形態として表したものですから、そこにはある種の形霊が宿ることになるのです。また、それは音声として読むことができるので、音霊にも変換可能ということになります。そのことをよく表しているのが「オカメとヒョットコ」です。

 オカメは「甕(かめ)」の意であり、かつて素焼きの器に文字を書いていたことから、言霊を形霊に変換したものとしての文字を象徴しています。一方、ヒョットコは「火吹き男」が転訛したものであり、言霊を音霊に変換することを意味します。ここでいう「火」とは音声の象徴です。そこで、「オカメとヒョットコ」とは、言霊と形霊、そして音霊が本質的に一体であり、相互に変換可能であることを象徴的に示すものだといえるでしょう。

 さて、思考というものの基盤が言語にあるという前提に立つと、そのような「言語体系の持つ形態場」は、同じ言語を話す人々の間に共通の思考パターンを生み出す土台になると考えることもできます。日本語の場合、言葉と情緒が深く結びつくというその特性から、思考パターンのほかに情緒や感性の部分を生み出す土台にもなるでしょう。

 さらに、時代性のような、リアルタイムに変化していく思考パターンや情緒の傾向にかんしても、「日本語の形態場」を介して伝播する可能性があります。シェルドレイクのいう「形態共鳴プロセス」によってそれが成されるのです。

 このことは、西洋人のシェルドレイクやそのほかの研究者にとっては斬新で画期的な発見であったかもしれませんが、日本人にとっては自明の理であったかもしれません。というのも、そもそも日本は型の文化であり、情報を言葉で伝える以外にも、所作を通して深遠な哲学や感性を伝えるということを行ってきたからです。

 その一例が舞踊や能、あるいは茶道や武術などであり、そこでは型をそのまま真似ることによって、言葉にしがたい奥義が師から弟子へと伝達されてきました。

 言霊的に言えば、「学ぶ」とは「まねぶ」こと。つまり、真似をすることはそのまま学びとなります。これは日本人に特有の感覚ではないでしょうか。そのような意味での学びに関係していると思われるのが、ヒトの脳において特に発達した、真似をするための神経系「ミラーニューロン」です。

 ミラーニューロンは他者の行為を鏡に映すようにして脳内で再現する能力に関係しており、これによってヒトは他者の思考や感情を想像できます。さらに、他者の心を学ぶ(真似る)ことにより互いを思いやり、天地自然の諸現象に対しても情緒を覚えるのです。このことは、人間社会における倫理や道徳の成立に深く関与していることはもちろん、階層的な入れ子構造を持つ複雑な構文の理解にも関与しているでしょう。

 そしてそのように、自分以外の存在が何をどう感じているのかということを想像する能力こそが、文化や文明の基盤になっているといっても過言ではありません。ミラーニューロンによる模倣は、先人の知恵を後世に伝えることを可能にするため、人類の文明を爆発的な速度で進歩させた一要因となっています。

 これはある部分で先ほどの形態形成場理論にもかかわってくるでしょう。さらに言うなら、そのミラーニューロンを意識的に使ってきたのが私たち日本人であると考えられます。

◆文字は言霊が形霊として顕れたもの
 ここで、言葉を形(形霊)として表現したものとしての文字について考えてみましょう。現在、世界で最もよく使われている文字はアルファベットの系統ですが、その大本とされる古代エジプトのヒエログリフは現実の事物の形態を真似た象形文字でした。そのヒエログリフから作り出されたといわれるのが、紀元前20世紀ごろに存在していたとされる「ワディ・エル・ホル碑文の文字」であり、それが「原シナイ文字」を経由して「フェニキア文字」となり、その後、「ギリシャ文字」から「ラテン文字」を経て、現在の英語やフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などのアルファベットになったと考えられています。

 さらに、ロシア語で使われる「キリル文字」はギリシャ語から枝分かれしたラテン文字とは別系統の文字であり「角形ヘブライ文字」「アラビア文字」はフェニキア文字から枝分かれして「アラム文字」を経由して成立した文字だとされています。


 では、日本語の文字の起源はどうでしょうか。日本語の文字は中国渡来の漢字と、それを単純化する形で作り出されたひらがなとカタカナから成り、漢字渡来以前には日本人は文字を持たなかったというのが定説です。そして、その根拠としては、中国の歴史書『隋書』や平安時代の神道文献である『古語拾遺』に、日本には文字が存在しなかったと書かれていることや、古代の遺跡や古墳などに文字と見なしうるものが存在しないことなどが挙げられています。

 しかし一方では、漢字渡来以前の日本には神代文字と呼ばれる文字が存在していたという説もあるのです。神代文字として挙げられているものには、阿比留(ルビ:あびる)文字、阿比留草(ルビ:あびるくさ)文字、出雲文字、カタカムナ文字、豊国文字、筑紫文字、琉球古字、蝦夷文字、ヲシテ文字などがあります。これらは古代の日本において実際に使われていたものではなく、後世の創作であるというのが定説です。

 しかし、漢字渡来以前にも洗練された上代語(上代和語)が存在していたことからこそ、当時の日本人が高度な言語能力を有していたことは確かであり、遠隔地とのコミュニケーションや後世への記録を目的とした文字が何らかの形で存在していたと考えるほうが自然ではないでしょうか。

 事実、近年の調査では、古墳などから文字のように見える記号が発見されており、また、ヲシテ文字に関しては、その実在を想定することで大和言葉の語源をうまく説明できるともいわれています。そこで、漢字渡来以前にも何らかの文字が存在していたと考える研究者も決して少なくはないようです。たとえば、古代の遺跡や遺物などに刻まれているペトログリフ(線刻文字)を研究する吉田信啓氏は、古代の豪族たちはそれぞれの文字を持っており、それがペトログリフとして今に残されているという説を提唱しています。

 同氏によると、文字様の文様が刻まれた古代の石は日本各地に五百個近くあるとされ、それらの中には、シュメール文字やシナイ文字、フェニキア文字として読めるものが存在しているとのことです。そして、そのことから、それらの文字が使われていた中近東の人々が古代において日本にまで到達していたか、あるいは逆に、日本で生まれた文明が世界に伝播していった可能性を指摘しています。

 

 日本から文明と文字が世界に伝わったというのは、一見すると荒唐無稽な説に思えますが、書道家の安藤妍雪氏の著書『世界の言語は元ひとつ』には、それを裏付けるようなエピソードが掲載されています。それは、ボリビアの山中で見つかった古代の遺物に書かれていた正体不明の文字が、実は日本の神代文字の一種であったという話です。これが本当だとすれば、文字の伝播にかんする定説は根底から覆されることになるでしょう。

 このような神代文字は、発声された言葉を形態として見ることのできた人が作ったのではないか、というのが私の考えです。すなわち、言霊が形霊として表れたものということです。人間の脳には先天的にそのような変換を行う能力が備わっているはずです。

 そして、数ある神代文字の中でも、私が特に注目するのが「火凝霊(かごたま)」です。これは、音声と同時に発生した水火(いき)の働きを示すと同時に、宇宙創造の様子をも表現しているとされる文字であり、京都伏見稲荷神社のご神体として荷田氏に伝えられてきた「水火(いき)の御伝(みつたえ)」に記されていたものを、江戸時代の言霊家山口志道が公表したことで知られるようになったものです。

 火凝霊とは文字のこと。ここでいう「火」とは言葉であり、それが凝って形となり、言霊が宿ったものが火凝霊文字ということになります。つまり、火凝霊という呼称は、文字が言霊であると同時に形霊でもあるということを表現したものといえるでしょう。

 その火凝霊の考え方においては、〓「ウ」は天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、〓「ア」は高御産巣日(たかみむすひのかみ)、〓「オ」は天之常立神(あめのとこたちのかみ)とされています。これは、神道における創造原理を表したものであり、ユダヤ教における「生命の木」や中国の太極図にも通じるものです。
また、この火凝霊が記されていた書物が「水火の御伝」と題されていることも興味深い事実です。これは、言霊における祓いもある意味では火と水による祓い」と説明したことにも関係してくるでしょう。

◆言語エネルギーをダイレクトに脳に送り込む
 七沢賢治が考えたのは、言語の持つエネルギーを周波数として発振させて、人の脳とDNAへ最もよく共鳴する形で祓詞を奏上する機器を作ることであった。これなら、誰もが言霊の恩恵にあずかることができる。その機器の開発にあたり、七沢賢治にとって強力なパートナーとなったのが、臨床脳波学(生理心理学)の権威である山梨大学名誉教授の椙村憲之氏である。その出会いは2006年のことであった。

 椙村氏は、大学生のときに「意識とはいったい何なのか」というテーマに取り組み始め、意識を客観的に知る方法として、必然的に脳波研究の世界に入ることになったのだという。そして、そのような科学的探求の一方で、氏は身をもって変性意識を実証するために坐禅や瞑想、気功といった意識を変容させるテクニックの実践も並行して行い、その中で宇宙との一体感などさまざまな意識体験を重ねていった。

 その後、インドの瞑想の師からの勧めで探求の方向を神道へ向けた椙村氏は、縁あって七沢賢治をその師と仰ぐことになり、伯家神道のご修行に取り組むことになる。

 七沢賢治にとってもまた、椙村氏との邂逅(かいこう)には大きな意味があった。椙村氏の専門とする脳波が、言語エネルギーを心身へ作用させる上で重要な鍵であったのだ。その脳波に合わせた周波数(低周波)で電磁波を発振させ、そこに言語エネルギー(言霊)を載せることで、脳へ影響を及ぼそうというものである。

 

 脳波は、β(ベータ)波が13~30ヘルツ、α(アルファ)波が8~13ヘルツ、θ(シータ)波が4~8ヘルツというように周波数ごとに分類されており、周波数が低いほどリラクゼーションや睡眠へ近づき、周波数が高いほど覚醒へ向かうと一般的には理解されている。だが、脳波は脳におけるシナプス(神経細胞間の接合部位)後部の集合電位であるため、結果的にそれは、異なる周波数の電磁波が複合波(ふくごうは)として合成されたものとなる。当然、波形は整ってはおらず、複雑な様相を呈することになる。それを各周波数帯域ごとに解析することで初めて、β波がそこにどれくらい含まれているか、α波がそこにどれくらい含まれているか、といったことが分かるわけだ。

 そのような前提を踏まえ、七沢賢治は椙村氏の助言を仰ぎながら、国際脳波学会の基準に沿って0~50ヘルツの周波帯を9層に分け、各層から言語エネルギーを発振し、さらにそれを一つの複合波として合成するシステムを構築した。

 七沢賢治と椙村氏は、さらに、日本語の一音一音が大脳皮質の誘発電位にどのような変化をもたらすのかを調べていった。その変化は微妙なものであるため、一音につき10回から100回程度の試験を行い、その結果を重ね合わせてコンピュータで処理することにより、電位変化に含まれるノイズ成分を除去。その結果、脳に言語エネルギーを入れる際に最適な一音ごとの発振周波数が特定されることになった。

◆DNAテレポーションや「形態共鳴プロセス」を実現
 ミラーニューロンによる「学び」においては、学びの対象へ何らかの形で意識を向ける必要がありますが、これではシェルドレイクのいう「形態共鳴プロセス」を十分に説明することはできません。というのは、「形態共鳴プロセス」は互いに面識のない相手同士でも起こりうるからです。

 ところが最近、「形態共鳴プロセス」がDNA間で起きている可能性を示唆する実験結果が公表されたことで、その背後にあるメカニズムが明らかになりつつあります。ノーベル賞学者のリュック・モンタニエの研究によると、密閉した2つの試験管に封入したバクテリアのDNAに7ヘルツの磁界をかけることで、双方の試験管の間でDNAの情報が転写されることが分かりました。「DNAテレポーテーション」と呼ばれるこの現象は、DNAの形態が空間を超えて共鳴したということを意味しており、シェルドレイクのいう「形態共鳴プロセス」がDNAにおいて起きていることを証明するものだといえるでしょう。

 そしてこれは、互いに面識のない者同士であっても、その間にDNAの転写を伴う「形態共鳴プロセス」が起きうることも示唆しています。これに関連して、私は「文化遺伝子」という概念を提唱しています。DNAの全情報のうち体を構成するための遺伝情報はわずか5~10パーセントであり、それ以外の90~95パーセントは、その働きがよく分かっていないため「ジャンクDNA(イントロン)」と呼ばれています。ところが、このジャンクDNAの部分には言語と同じ法則性が見られることから、これはある種の文化遺伝子として機能するものだと考えられるのです。さらに、言葉によって操作できる可能性もそこから見いだされます。

 文化遺伝子は同一の言語を話す人々において一定程度まで共有され、日本語の話者であれば無条件に「日本人としての文化遺伝子」を持つことになるでしょう。そして、それによって、日本人に共通の思考パターンや感性が、その遺伝子を引き継ぐ子孫へと遺伝することになります。

 また、DNAテレポーテーションによって、遺伝的なつながりや面識のない者同士の間でその遺伝情報が転写されることもありえます。その場合、類似度の高い文化遺伝子を持つ者の間で、特にそのような転写が起きやすいと考えられます。日本人であれば、日本語の話者に特有の「日本人としての文化遺伝子」を持つ者同士のほうが、よりDNAテレポーテーションが起きやすいといえるでしょう。また、それは同時に、ある種の「形態共鳴プロセス」でもあるはずです。

 そこで私は、「日本民族とは日本語族である」と理解することを提唱しています。古代の日本人は言霊を鳥のイメージでとらえており、源兼昌(みなもとのかねまさ)の詠んだ「淡路島かよふ千鳥の鳴く声に幾夜寝ざめぬ須磨(すま)の関守(せきもり)」という歌にそれがよく表されています。これは言霊の響きが飛んでいき広く情報を伝えることを意味しており、「DNAテレポーテーション」や「形態共鳴プロセス」と同じことを示しているのではないでしょうか。

 余談ですが、遺伝子を構成する塩基は、DNAではアデニン(A) 、グアニン(G) 、チミン(T) 、シトシン(C)の4種類であり、RNAにおいては、チミン(T)のかわりにウラシル(U)となることから計5種類となっています。これはつまり五階層です。このことを偶然の一致と考えてもいいのですが、数霊において「5」が生命の法則を表すことを考えると、ただの偶然とも思えなくなってきます。

 

◆「構文の五階層」の習熟とダイレクト入力により、音霊を形霊として発信する
 言霊言語とは言語のシステムであり、コンピュータに例えるとOS(基本ソフトウェア)にあたるものです。その場合、ハードウェア(コンピュータ本体)にあたるのは人間の脳ですが、現状では私たちの脳には言霊言語のシステムが導入(インストール)されていないので、まずは言霊言語がプログラムされた「ロゴストロン」という機器の使用が必要となります。

 その説明をする前に、まずはロゴストロンの前身となった「クイント・エッセンス・システム」(QES)について紹介しておきましょう。通常、口から発せられた言葉は音波となって耳に届き、そこから神経を通って脳へ到達し、そこで電位の変化を引き起こします。一方、このクイント・エッセンス・システムでは、脳の電位の変化を直接再現して、情報を帯びた電磁波・光子として発振することで脳へ影響を及ぼします。つまり、直接的に言語エネルギーを脳へ送り込む機器だといえる。これは「脳の主体は脳細胞ではなく脳に満たされた光子である」という「量子脳理論」の考え方を応用した技術です。

 そこに、量子論/量子力学の「非局在性」という考え方を適用すれば、言語エネルギーが脳へ影響を与え、それがさらに外部環境を変化させて、望む現実を創造できるということになります。

 つまり、クイント・エッセンス・システムとは、言霊の力を脳に直接関与させることで、より効果的に自己と世界を設計(デザイン)する機器と考えればいいでしょう。クイント・エッセンス・システムはすでに、医療や教育、農業などの分野で活用されています。気象のコントロールなど既存の科学技術では難しいことにも成果を上げています。

 ロゴストロンはこのクイント・エッセンス・システムの技術を土台にした機器ですが、言霊言語を扱うという点が異なります。前者は通常の日本語の一音ごとに対応する周波数を発振する一方で、後者においては父韻と母音と子音をそれぞれ別個に発振しているのです。たとえば、「カ」という言葉を言語エネルギーとして発振するとき、クイント・エッセンス・システムは「カ」という一音に対応する周波数を発していたのに対し、ロゴストロンでは、父韻「K」に対応する周波数、母音「a」に対応する周波数、そして、その両者によって生み出される子音「Ka」に対応する周波数というように3つの周波数を発振しています。そのようにする理由は、音の構成を階層化することによって、言霊=言語エネルギーがより脳へ入りやすくなるからです。そのロゴストロンはパソコンを使う感覚で用いることができます。

 自分の望みなどを「構文の五階層」にしてキーボードで入力することで、言霊言語の情報を帯びた電磁波・光子が発振されるのです。宗教的な体験を望む人であれば、祝詞などを入力してもいいでしょう。そのようにしてロゴストロンを繰り返し使っているうちに、脳は自然に言霊言語を使えるようになってきます。それはちょうど、英語のリスニング教材を繰り返し聞くことで、英語の聞き取りと発音が身につくようなものです。そして、高密度の情報と高い周波数を持つ言霊言語が脳に浸透することで、テレパシー的コミュニケーションの土台が作られ、意識の進化を大幅に加速させることになるでしょう。

 

 ロゴストロンの開発過程における研究では、母音よりも父韻のほうが7~8倍ほど高い周波数の脳波を誘発することが分かっており、結果的にロゴストロンでは、アルファー波(8~13ヘルツ)からガンマ波(30~50ヘルツ)までの周波数を発振することになりました。これは脳波でいうと、非常に高い周波数までを扱っていることになります。一般的には、精神を落ち着かせる低い周波数が脳には良いとされていますが、知性を発揮するにはむしろ高い周波数のほうが適しており、暗算時には25~35ヘルツという高い周波数の脳波が出ていることが分かっています。また、超能力者がスプーンを曲げるようなときには、70~75ヘルツという非常に高い周波数の脳波になっていることも最近の研究で分かってきています。これらのことから、脳波については高い周波数ほど、進化した意識に対応すると考えられるでしょう。

 脳波の周波数は人の成長と言語の獲得についても深く関与しています。赤ん坊のときのまどろむような脳波は低い周波数であり、そこから成長とともに周波数が高くなっていくわけですが、それに伴って言語も段階的に獲得されていくのです。たとえば、子どもが最初に発する母音は「ウ」であり、これはアルファー1(8~10ヘルツ)に相当し、次に発する「オ」はアルファー2(10~13ヘルツ)に相当します。その後、順次、「ア」ベータ1(13~20ヘルツ)、「エ」ベータ2(20~30ヘルツ)、「イ」ガンマ波(30~50ヘルツ)……というように覚醒時の脳波の周波数の上昇に伴って新しい母音を獲得していき、さらなる脳波の周波数の上昇に伴って父韻の獲得に移ります。そのようにして人の脳は広い周波数帯域で働くようになり、それと同時に音声のバリエーションを獲得していくのです。